業務内容
塗膜中の鉛・クロム・PCB含有量分析
橋

塗膜の剥離等作業においては有害物質(鉛、クロム、PCB)の含有量の事前調査が必要となります。当センターでは1項目からでも分析を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

塗膜中PCB含有量分析については、2019年10月に公表された「低濃度PCB含有廃棄物に関する測定方法(第4版)※」にて、塗膜中に含まれる可能性のある塩化ゴム系塗料による影響を受けにくいガスクロマトグラフ質量分析法に限定されました。

これらの分析が可能な事業所の数は道内でも限られますが、当センターでは、トリプルステージ型ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS/MS)を導入し、すでに運用を開始しております。

なお塗膜以外のPCB汚染物等についても受け付けております。
(0.5mg/kgを超える「低濃度PCB廃棄物」と5,000mg/kg(感圧複写紙、汚泥をはじめとする可燃性の汚染物等については100,000mg/kg)を超える「高濃度PCB廃棄物」とに分類し、定められた期限までに適正に処分する必要がございます。)

※2020年10月に「低濃度PCB含有廃棄物に関する測定方法(第5版)」が公表されておりますが、分析方法に変更はございません。

関連法・基準など
主要分析機器のご紹介
原子吸光光度計
原子吸光光度計
塗膜中の鉛、クロムの含有量分析に用います。
PCB分析前処理装置
PCB分析前処理装置
加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラムによる前処理を、迅速に行うことのできる装置です。
GC-MS/MS
トリプルステージ型
ガスクロマトグラフ質量
分析計(GC-MS/MS)
「低濃度PCB含有廃棄物に関する測定方法(第4版)」で指定された分析装置です。一般的なガスクロマトグラフ質量分析計(GC-QMS)よりも選択性が高く、正確な分析結果が期待できます。